インターネット広告について

少し古くなるが、News Weekの2008/12/24号に面白い記事が載っていたのでメモしておく。

内容は、FaceBookの売り上げが4月の予想よりも1億ドルも低くなる(3億5000万ドルから2億6500万ドル)、というもの。
「不況の話」のように見えるが、記事を読むと、「広告収入とビジネスモデルのマッチング」の問題であると書かれている。
Googleは、広告収入だけで200億ドル以上を稼ぐのがそうだ(元手のない収入なのだから、とんでもない数字)。
インターネットの広告収入の41.8%がGoogleに流れているとのこと。

FaceBookの売り上げ収入も、Google同様、広告収入がメインとなるが、News Weekの記事によれば「ユーザーは広告収入を嫌う」ので「広告を許容できるサービスを提供しなければ、広告収入は望めない」という意味のことが書いてある。

「広告を許容できるサービスを提供しなければ、広告収入は望めない」については、Googleの例が引き合いに出されている。

Googleが採用している「スポンサード・リンク」は、「そもそもGoogleは、何かを探している人に検索サービスの提供をしているのだから、顧客に拒絶されることがない」と書いてある。
「なるほど」と思った。

「顧客指向」の典型的な例とも思った。

FaceBookが最近採用している「エンゲージメント広告(広告主がFaceBook内に専用ページを作って、顧客の興味をひく方法)」は、それなりに将来性があるとのこと。

「ビジネスモデルは、まず、顧客の視点に立って」ということのとてもよい実例と思った。