Static Importのサンプル

Static Import(静的Import)は、他のクラスで定義されたstatic定数やstaticメソッドを、import文によって取り込むことを意味している。

これもサンプルを書いてしまった方が速い。
よく、「定数クラス」といって、

package test.beans;

public final class Const {
    public static final String HELLO ="hello!";
}

という、リテラルを並べたクラスを作成することがある。

以下は、1.4系までの書き方と、5.0系以降の書き方を列挙したサンプルである。

package test;

// (A) 1.4系までの書き方
import test.beans.Const;
// (B) Static Importを使った書き方(5.0以降)
import static test.beans.Const.HELLO;

public class ExampleStat1 {

    public static void main(String[] args) {

                // (C) 1.4系までの書き方
        System.out.println(""+Const.HELLO);

                // (D) Static Importを使った書き方(5.0以降)
        System.out.println(""+HELLO); 

    }

}

コード中に示したように、(B)と(D)がStatic Importを使った書き方であり、(B)によって、HELLOという変数を取り込んでしまい、(D)においては、それを「変数」としてそのまま利用できる。

これを実行すると、

hello!
hello!

という結果をえる。

これは、staticメソッドについても同様に行うことができて、

import static クラスのFQCN.メソッド名

という書式となる。