iPhoneとiTouch+PHS300+イー・モーバイル。そして、AppleとGoogle。
ここしばらく、以下の二者択一で悩みに悩んでしまった。
両方買っちゃえばいいではないか、という声も聞こえそうなのだが、全く同感ではある。しかし、少ないお小遣いをやりくりしなくてはならない。
日中は、殆ど古いノート(Windows XP)で仕事をしていて、MZoneの環境ではそのアカウントで仕事をしている(IEEEの802.11g=11Mbps)。以外では、イー・モーバイルのHSPA(下り7.2Mbps)を使っている。iPhoneは持っていないが、iTouch 1GのOSを3にアップデートしたばかりだ。iPhoneのおかげで、iTouchはすっかり影が薄くなってしまったけど。(新しいラインナップがでましたねぇ。)
自分はいつのまにかAppleフリークになってしまい、iTouch 1G、iPod(classic、nano)を常時携帯し、家ではiBookとiBook Proを使っている。(持ちあるっている開発用の機械は、NEC製のWindows XPだが、壊れたらSnow Leopardの乗った機械に乗り換えたいなぁ、と思っている)
iTouchもOSがv3.0になって以降、とてもよくなりましたね。横文字でキーにタッチできるのはとてもいいし、キーチェーンに対応してくれたので、認証でいちいち引っかかることもないし、ペアレンタルコントロールみたいな機能もついた。すっかり携帯PCになってしまいました。
それと、出歩くことが多くなってから、すっかりGoogleフリークになってしまった。ドキュメントのほぼ全てはGoogle Documentにあるし、スケジュールはGoogle Calendar、RSSはGoogle Reader、メイルは当然Gmail。Google Site、Blogger、Google Group、Google Code、Google App Engine、Google Chromeも定常的につかっているので、Googleのサービスがなければ仕事ができなくなってしまった。
話が飛んでしまったが、こういう環境でイー・モーバイル(=開発PC用通信)にお金を使うか、iPhone(=業務管理用モーバイルデバイス)にお金を使うかで悩んでしまった。
米国だと、iPhoneがモデムになるのだが、SoftBankとiPhone3GのAPNが違うとかで(詳しくはこちら)、SoftBankは日本でそのサービスをやっていない。やってくれれば、間違いなくiPhoneを選ぶのに。。。。
悩みに悩んだ結果、結局、イー・モーバイルを機種変更しました。機種はD23HW。HSPA+の下り21Mbps(首都圏中心)の機種(D31HW)もあって、首都圏に住む身としては魅力的なのだが、近いうちにインテルのマシンにはWiMAX(下り40Mbps)が組み込まれてしまうだろうから、少し我慢。
HSPAは北海道で使ったこともあるのでOKだし、この機種なら、
- Max OSX対応 (ただし、Snow Leopardは出たばかりなので、「そのうちパッチが出るでしょう」とお店の人が言っていた)
- PHS300対応。PHS300をカバンに忍ばせておけば、iTouchをiPhoneみたいにつかえる。(通話はできないけど、iPhoneのコンセプトは電話機ではない、と信じている)
という風に使える。開発PCもそこそこ、iTouchもそこそこつかえるだろうという折衷案。
PHS300は、以前のブログで「au携帯とGoogle Map APIで簡単ナビゲーションを作ろう」というサンプルと一緒に紹介しました。買った当時は、「どこから買ったらいいんだ?」といった感じだったのですが、キチンとした日本語サイトができましたね。
手持ちのPHS300(ファームを2.3)にそのままD23HWをさしたら、起動を(失敗しては)繰り返している模様。最新の2.4(日本語)に上げたら無事に動きました。
そういえば、docomoからandroidの端末が出てしばらくたちますが、最近コマーシャルをやってますね。
とても残念なのは、なんで、iPhoneではないのだろうということ。
iPhoneは、現時点で最高のモーバイルデバイスだと信じて疑わないので、なんでGoogleとAppleがSDKのエリアでallianceを組まないのか??と思ってしまう。(難しい問題があるのでしょうね)
最高のデバイスは、開発者のイマジネーションをドンドンと膨らませるのだから、Androidのような革新的なミドルウェアと組み合わせれば最高なのに、と思う。
iPhone+Android+modemとなれば、世の中、もっと便利に楽しくなると思う今日この頃。
この話題だと、あとはWiMAXへの対応がキーですね。iPhoneのCPUはARM11らしいですが、インテルが「WiMAX化」を進めているのだから、今となっては、AppleもインテルのCPUを使うことにためらいはないはず。昨年のMacworldでWiMAXノートがでるのでは?という噂があった位だから、戦略製品のiPhoneにもWiMAXが乗っちゃう日がくると期待。何しろWiMAX(IEEE 802.16)は中長距離仕様の移動体ブロードバンド。乗せて悪いはずがない。そうすると、iPhoneとiTouchの境目もなくなっちゃうかも(電話できるかできないかだけ=>厚みが違うだけ)。
WiMAXは(日本では)UQコミュニケーションズが進めているのだから、「SoftBankのAPN」みたいな問題もないだろう。iPhoneでモデムが使えるかもしれない。
そうすれば、モーバイル・デバイスはiPhoneに決定(PCは持ち歩くと思うけど)。Androidが、iPhoneに乗る日もくるだろうなぁ。